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with HISAヒサと共に

ヒサと共に。

不屈の男
久光 重貴

フットサルクラブに所属した久光重貴選手は、Fリーグ開幕の翌年の2008シーズンにペスカドーラ町田から湘南に加入。2009年にはフットサル日本代表に選出される。
チームのキャプテンを任されるなど、チーム・フットサル界を牽引する存在となった久光選手でしたが、同年に骨髄炎を発症。再び歩行は困難と診断されながらも復帰を果たします。
しかし2013年、シーズン開幕前のメディカルチェックで右上葉肺腺がんが発覚。根治は望めない状況でしたが、治療をしながら現役フットサル選手としてプレーを続けること決意。周囲のたくさんの応援を受け、同シーズンのホーム最終戦にFリーグのピッチへと復帰。治療を続けながらもピッチに立ち、強く戦い続ける久光選手の姿は多くの方に勇気や希望を与えました。また、講演活動や命の授業などを通して、がんの啓発や自身の経験から得た想いを伝えてまいりました。

その後も闘病生活を続けながら現役のフットサル選手として活動を続けていきました。
ヒサと共に。を合言葉にフットサルだけでなく、Jリーグ湘南ベルマーレなど競技を越えた支援の輪が広がっていきました。

2020年12月19日 惜しまれながらもこの世を去りました。

最後まで現役選手としてプレーをし続け、地域の人々・企業と手を取り合い、小児がんに苦しむ子供と家族の日々生きるチカラを引き出していきました。 特に社会が抱えている課題に対し、地域の方々や企業と手を取り合い解決に向けて積極的に取り組んでおります。
これは小児がんの子供たちに希望の光を与え続けた久光重貴選手が見せてくれた姿勢そのものです。
私たちはこれを「久光モデル」と呼び、福祉、防災、教育などスポーツ領域を超えて、広く社会につながり、地域にとって必要だと言っていただけるクラブになります。
社会性に関する取り組み「久光モデル」をもとに社会課題を様々な企業、団体と共に解決するパートナー協定≪Chance&Empowerment project≫を発足し、ヒサの思いを今も引き継いでおります。

ヒサが大切にしていた“笑顔の連鎖”

啓蒙活動や講演活動の他、久光選手が大切にしていた活動が小児がんと闘う子どもたちを支援する「フットサルリボン」活動です。フットサルで病気と闘う子どもたちの支えになりたいという思いから、元デウソン神戸鈴村監督とともに一般社団法人「Ring Smile」を立ち上げ、病棟慰問や長期入院をしている子どもたち向けのフットサル教室、募金活動、Fリーグへの試合観戦招待などを実施。活動の中で、子供たちが笑顔になることで、それを見た親御さんが笑顔になり、その様子を見た先生方、看護師さん達を含めた医療者の方々が笑顔になる様子を見て、子供たちの笑顔が沢山の大人の笑顔を生み出していく”笑顔の連鎖”を大切にフットサルリボン活動を続けました。現在は実の弟である久光邦明氏が想いを継承し、活動を続けております。13年間共に戦った久光選手の想いや取り組みをクラブとしても継承し、伝えてまいります。

フットサルリボン活動とは

《フットサルリボンの活動》
Fリーグ試合会場での広報活動
フットサルチャリティイベントでの広報活動
小児がん患者の支援活動
慰問活動

フットサルリボン公式HPはこちら