3月13日(水)にZUCC FUTSAL BASE大井にて、部活動地域移行モデル事業指導者講習会の第三回を開催しました!
今回はP.S.T.C. LONDRINAのコーチと湘南ベルマーレフットサルクラブのGKコーチ/リクルートダイレクターである、阿久津 貴志氏(以下、阿久津コーチ)が講師として《『フットサルで学ぶ「認知、決断、実行」トレーニング』指導》をテーマに講習を行いました。
講習会開始前に当日行うトレーニングのメニューを張り出し、参加者へ事前に共有していました。
トレーニングの効果を高めるため、内容を事前に選手たちにも把握させ、スムーズなトレーニングや目的や狙いを伝えることができます。
普段から阿久津コーチも育成年代の選手たちにLINEなどを用いて事前共有を行っています。
この日のテーマである、「認知、決断、実行」の中のキーでもある認知部分のトレーニングのために視野のトレーニングからウォーミングアップを開始。
1人で2つのボールを扱い、両手で1つのボールをキャッチし、投げて交換をするトレーニング、その後8名に対し、9球のボールを同じ人が2球持たないように空中での入れ替えを行いました。
この講習会では、参加者目線を持ちながら身体を実際に動かしながら、キーファクターの整理やトレーニングの意図の確認を行いました。
続いてのメニューは2チームにわかれてのパス回し
パスの受けてのを同チーム→別チーム、パスをした後の動きなどのバリエーションでパス交換を行いました。
ルール付けなどにより、全員が参加できる工夫の重要性も参加者へ伝えました。
次は先ほどのトレーニングに鬼役をつけて、ボールキープを行いました。
このメニューでは、選手たちへの声かけの種類、何を伝えるかを実際に参加者が声かけを受けながら重要性を伝えました。
・いつポイントを伝えるか
・自分たちでエラーの解決策を見つけるために、ポイントの整理をする
この2つのポイントを参加者の皆さんで話し合い、スムーズにボールが回るようになりました。
最後は試合形式のトレーニングを実施。
ウォーミングアップからトレーニングまで共通したテーマが必要になるゲームを行い、より実戦に近い形でのトレーニングでこの日のセッションを締めくくりました。
実際に参加者自身がコーチングを受け、声かけのタイミングや何を伝えるか、ヒントは与えるが、正解は伝えない声かけを学んでいました。
全3回の部活動地域移行モデル事業指導者講習会が今回で終了しましたが、サッカー、フットサルに限らず、様々な指導をしている方や、指導者を目指す方、主婦の方にまで参加いただきました。
本講習会を終え、実際に中学校へ派遣することなどを目指し、更に今後の部活動地域移行のモデルケースを推進して行く予定です。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。